ルアーフィッシングを成立させるために
ロッドはルアーをキャストする重要なタックルです。
船などでは、手釣りということで、ロッド無しという釣り方もありますが、ショアからの
ルアーフィッシングではロッドは必須のタックルとなります。
ロッドにはタイプ的に色々と種類分けがされます。
また、同じ対象魚であってもフィールドによって求められるロッドが変わってくるようです。
磯、サーフでは、長めのロッド、防波堤だと振り切りの良いロッド、ボートだと周りに
他の人も居ますから短めのロッド、などなど考えたらきりがないようです。
これから、ロッドを購入しようとする場合は、やはり対象魚、フィールド、ルアーのタイプなど
考慮して自分にあったロッドを選びます。
スピニングリール用ロッド
ベイトキャスティングリール用ロッド
ベイトキャスティングリール用のロッドです。
ベイトキャスティングリールはボートなどでよく使用されます。
ベイトキャスティングリールの強みは巻き込み力の強さで、ボートなどで大型の魚がヒットした
ときなどの力のやり取りが必要なときに本領が発揮されます。
また、同じ重量のスピニングリールに比べてラインの量も多く巻けますのでより大型の魚に
対応できます。
短所としては、ベイトキャスティングリールの場合はキャスト距離がスピニングリールに比べ
短いことです。
それらのことを考慮して対象魚は大型であるがキャスト距離は要らない場合は
ベイトキャスティングロッドでいいと思います。
ロッドのアクションとテーパー
| UL | L | ML | M | MH | H | EX |
lb | 4-6 | 6-8 | 8-10 | 10-20 | 12-30 | 16-40 | 20- |
g | 1.8-7 | 3.5-14 | 7-28 | 10-43 | 14-57 | 28-85 | 57- |
ロッド型番と ライン、キャスティング ルアーウエイト
|
アクションはロッドの硬さのことでだいたい7つに分けられるようです。
ラインとキャスティングウエイトは表の通りです。
もう一つがテーパーがあります。
これは、ロッドを曲げたときの調子のことで、先調子(ファーストテーパー)、
中調子(レギュラーテーパー)、胴調子(スローテーパー)となります。
早い話が、どの当たりで曲がるかの話で、
ファーストテーパーは先っぽが曲がり、
そしてスローテーパーは胴側で曲がります。
そして、それぞれの特徴は以下の通りです。
ファーストテーパー
ルアーの飛距離は出ないがコントロールしやすい。
また、ルアーアクションが付けやすい。
スローテーパー
ルアーの飛距離は出るが、ルアーのコントロールはしにくい、またロッド全体が曲がるので、
魚を掛けてからのファイト時魚がバレにくい。
ロッドの長さ
ロッドの長さは5~15ftのロッドがあるようです。
基本的にはロッドは短い方がやりやすいのですが、フィールドの状況とルアーとのバランスで
変わってくるようです。
ミノーなどは水面直上で操作を行わないとコントロールが出来ない、つまりその水面までの
距離の分だけ長さがあった方が良い。
障害物などをかわす場合も長いロッドのほうがコントロールしやすい。
とはいっても、長すぎるのは疲れるので自分にあった長さと言うことになります。
私の場合は、基本は9ft、磯などで長いロッドが必要な場合12ftまでと思っています。
当然これらは状況状況によって変化します。
ボートなどは、7ft、8ftと言うのが多くなっているようです。
ロッドの継ぎ
基本的にロッドは継ぎが少ない方が本来の調子、強度が出て良いのですが、運搬性を
考えた場合ツウピース以上になるようです。
私が9ftを好む理由も、車にすっぽり収まるのは9ftまでだからです。
また最初のころは運搬性を重視して振り出しタイプのロッドを使用していましたが、
ツウピースのロッドの軽さを感じたら、振り出しタイプには戻れませんでした。
しかし、磯などへ、行く場合やはり携帯性が重要になる場合のあります。
そんな時は振り出しタイプのロッドは活躍します。
継ぎには「並継ぎ」「逆並継ぎ」「印籠継ぎ」「逆印籠継ぎ」「振り出し」とあります。
逆並継ぎ
私が使っているのは、高級品ではないので、「逆並継ぎ」タイプが多いですが、
新品の状態のまま使用していると、キャスト時ルアーと一緒にロッドのティップの部分が
飛んでいくことがあります。
そのようなときには、ロウをその継ぎ目に塗り込んでおくと一緒に飛んでいくことは
少なくなります。
また、ロッドを堅い物に当てたときなど継ぎ目がゆるむようで、そんな時にもしっかり
入っているか確認した方が良いです。
わたしも結構ロッドのティップ飛ばしています。
ちょっと恥ずかしいです。
印籠継ぎ
私の持っているロッドでは青物ようが多いです。
この継ぎ目、思い切り差し込んでも少し隙間が出来ます。
これをまちがっても、必死さ差し込まないようにしてください。
無理な物は無理ですから・・・
隙間があったからといって不良品では無いようです、構造上こうなると考えて置いた方が
良いようです。
再度いいます。無理に押し込まないように・・・
振り出し
移動の多い釣りには非常に便利です。
なにしろ、ロッドにリールを付けたまま、小さく出来ますから、ただしどうしても構造上
太くなってしまうんですねぇ、これがですねぇ・・・
また、ガイドもたまに回ったりします。これは欠点です。
でも、ハエなんかに行くときは良いです・・・
ロッドのグリップ
リールシートからグリップエンドまでの長さが、ロッドでも色々あるようです。
グリップは長いと遠投に有利で、リトリーブしているときでも、脇に挟んで保持できます。
しかし、短いとロッドアクションに有利ですし、手返しの早い釣りが出来ます。
まぁ、一長一短と言うところです。
基本的にはあまり長いのは好きではないのですが、現在使用中のロッドはグリップが長いです。
使っているうちに慣れてしまいました。
グリップの素材はコルクとEVAがありますが、汚れを落としやすいのはEVAです。
ガイド
ガイドの素材はハードロイ、SiC、ゴールドサーメットです。
キャスト中心の釣りですからSiCかゴールドサーメットが良いようです。
移動の際にこのガイドにルアーのフックを止めている人もいるようですが、これは止めた方が
いいようです。ガイドにキズがはいると、ラインはすぐ切れます。
どうしてもロッドにとめたい人は、フックキーパーも売っているようですので、それを利用した
方がいいです。
長持ちの為に